【解決事例10】2社から借り入れした借金について5年以上返済しておらず高額な請求がきて困っている

依頼者情報

◯年齢:40代
◯借金の原因:若い時,生活費が足らなくなったために借金をした。

相談前の状況

10年以上前に債権者2社から借り入れした借金について,5年以上返済していなかったが,高額な請求がきており困っている。

相談前と相談後の借金状況

《相談前》
借金額:141万4,160円

《相談後》
借金額: 95万575円(減額:46万3,585円
毎月の返済: 1万3,200円
完済までの期間:6年
返済総額: 95万575円

解決のポイント

ご相談内容からすると,債権者2社とも最終返済日から5年以上経過しており,商法所定の消滅時効が援用できて,借金を返済しなくてよくなるのではないかと考えられるケースでした。そこで,すぐにご依頼を受け,消滅時効を援用する書面を債権者2社に送りました。

そうしたところ,1社からは,既に裁判において和解済みであり,時効には応じることができない旨の回答がありました。そこで,長期の分割払いの交渉に切り替えることとし,ご依頼者様の資力に応じて6年の分割払案で,将来利息・遅延損害金をカットしてもらい,和解金の金額で固定してもらうように交渉しました。

交渉の結果,通常3年~5年の任意整理の分割交渉よりも長期の6年という長期の分割払に応じてもらうことができ,和解金の分割金額だけ遅滞せずに月々払えば将来利息・遅延損害金等がかからず完済になるという形で和解することができました。

また,残りの1社については,こちらが行った消滅時効援用についてなんら反論がなかったため,時効という形で借金を返さなくてよい形になりました。
ご相談をお受けしてから約1ヶ月で早期解決することができました。

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