【解決事例4】ギャンブル(競馬)が原因で家賃等が払えなくなり個人再生を行った事案

依頼者情報

◯年齢: 40代
◯職業: 会社員
◯家族構成: 交際相手と同棲(2人暮らし)
◯月収:手取り約22万円
◯借金の原因: ギャンブル(競馬)

相談前の状況

競馬にのめりこんでしまい,1日50万円以上使ってしまうこともあった。生活費が足りなくなり借金をするようになった。そのうち借金が増え,返済総額が月7万円を超えてしまった。給料から,家賃や駐車場代,光熱費等を支払うと食費以外ほとんど残らない状況で,借金の返済が困難になったため,来所。

相談前と相談後の借金状況

《相談前》
借金額:約500万円
毎月の返済: 月7万円以上
上記以外に住宅ローン:なし

《相談後》
返済総額: 約105万円
完済までの期間:3年
毎月の返済: 約3万円

解決のポイント

当初,自己破産も検討したものの,借金の主な原因が競馬(ギャンブル)であり,その額も大きいことから,免責不許可事由(破産法252条1項4号)に該当すると判断し,個人再生を行うことになった

ご依頼を受け,すぐに債権者に通知を出して督促を止めるとともに,依頼者に返済用積立口座を開設していただき,再生計画が認可されるまでの間,給料から毎月3万円ずつ返済用口座に積み立てて頂くようにした。

裁判所も,開始決定を出すにあたり,依頼者が返済用積立口座に毎月3万円ずつ積み立てができていることを確認し,再生計画の履行可能性があると判断し,スムーズに開始決定がなされた。

 

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